脳卒中の種類
くも膜下出血は、脳内出血の中で唯一増加傾向にあり、その原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。
冷静で経験豊富そして熱いハートの持ち主である、堤一生先生の治療・予防手術を紹介します。
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脳卒中(脳血管障害)にはどんな病気があるのか。
代表的なものは脳出血、くも膜下出血、脳梗塞(脳血栓症、脳塞栓症)、一過性脳虚血発作です。
脳卒中のトップは脳梗塞
日本の脳卒中といえば、以前は脳の中に出血を起こす脳出血が代表的なものでした。
しかしそれは昔のことで、食生活や住居の改善、冷暖房設備の改善など、生活環境のよくなった現在では、
脳の血管が詰まったために起こる脳梗塞が数のうえでは脳卒中のトップを占めるようになりました。
脳梗塞はどのようにして起こるのかを少しくわしく説明しましょう。
脳へは4本の太い血管(内頚動脈と椎骨動脈が2本ずつ)が心臓からの血液を送っていて、この4本の動脈は頭蓋骨に入ると、ウイリス動脈輪という輪を作って全部が連絡をしています。
これは先天的に備わったバイパス(連絡路)で、脳が血液不足にならないようになっているのです。
この輪から先の血管が脳のすみずみに血液を送っているわけですが、
この脳の血管が、動脈硬化などで極端に細くなったり、あるいは詰まってしまって、そのうえバイパス形成がうまくできないと、その先の脳には血液がいかなくなってしまうことは理解できますね。
脳の血液循環が正常の10〜20%以下になると、血液が運んでくる酸素やブドウ糖が足りなくなり、脳は酸素不足、栄養不足となって脳に障害が起こります。
その結果、脳の組織が死んでしまった状態(壊死といいます)、これが脳梗塞と呼ばれるものです。
脳梗塞と脳軟化は同じ
よく
「脳梗塞と脳軟化は違うのですか?」
とか、
「何回も脳梗塞を起こしていると脳軟化になってしまいますか?」
という質問を受けます。
しかし、脳梗塞と脳軟化は全く同じものなのです。
昔は脳梗塞を脳硬塞と書きました。
硬い(硬塞)やわらと軟かい(軟化)と全く反対の言葉を使って同じ病気というのもおかしな話ですが、脳梗塞で亡くなった患者さんの梗塞を起こした脳の部分にさわると、とてもやわらかくなっているそうです。
それで梗塞のことを別名軟化とも呼んだのです。
梗塞と軟化は同じ。そして脳梗塞が1回起こっただけでも脳軟化と呼んでもいいのです。
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