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脳幹部の動脈(脳底動脈)が詰まることで起こる症状
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前大脳動脈が詰まることで起こる症状
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後大脳動脈が詰まることで起こる症状
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優位脳半球と失語症
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中大脳動脈が詰まることで起こる症状
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内頚動脈が詰まることで起こる症状
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その他の脳血管障害
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脳血栓症と脳塞栓症
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脳卒中の種類
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脳卒中という病気
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脳幹部の動脈(脳底動脈)が詰まることで起こる症状
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
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最も重篤な症状があらわれる
脳の下面を走っている血管を脳底動脈といいます。
この動脈は、脳幹部とい、手足を動かす神経、手足からくる感覚神経、目を動かす動眼神経や、呼吸や循環の中枢などが集結している、たいせつな場所に血液を送っています。
この大事な場所への血液の流れが悪くなると、強いめまいや吐きけが始まり、意識も低下します。
血流が止まってしまうと、意識はなくなり、両手両足とも動かなくなり、重症の場合は呼吸も止まってしまいます。
このような症状は、梗塞の場合ばかりでなく脳出血(橋出血)の場合も全く同じにあらわれます。
脳幹出血の後遺症に見られる閉じ込め症候群は、この脳幹梗塞でもときに見られる症状です。
カテゴリー:脳卒中の症状
前大脳動脈が詰まることで起こる症状
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
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精神症状もあらわれる
前大脳動脈とは、大脳の比較的内側を走っている動脈で、脳の前のほう(前頭葉)を中心に血液を送っています。
前頭葉には情緒や感情のセンターがあるといわれていますから、この部位がおかされるといろいろな精神症状が出たりします。
片マヒも出ることがありますが、マヒは手よりも足に強くあらわれることが多く(必ずではありませんが)、その点が中大脳動脈閉塞の場合と違うところです。
そのほか、左側の前大脳動脈が詰まったときには、尿失禁(尿意がわからなくなり、尿を漏らしてしまう症状)が起こったりしますが、
全大脳動脳卒中といわれたら脈の閉塞は先に述べた中大脳動脈にくらべればまれなものです。
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後大脳動脈が詰まることで起こる症状
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
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視野が半分になる
後大脳動脈は、脳の後ろのほうに血液を送っています。この部位は後頭葉と呼ばれ、物を見るセンターがあります。
右の後頭葉には両眼で左側半分の視野(視線を一定に固定したときに見える範囲を視野といいます)を見る働きが、左の後頭葉には右側半分の視野を見る働きがあります。
ですから、たとえば右の後大脳動脈が詰まってしまうと左側半分が見えなくなり、左側にあるものを見落としたり、左側にあるものにぶつかったりします。
この血管は後頭葉のほかに、視床という場所にも血液を送っていますが、
そこに梗塞が起こると、反対側半身にピリピリする不快な自発痛(圧迫したり動かしたりしないでじっとしていても感じるいやな痛みをいいます)が起こったり、
反対側手足がふるえたり、かってに動いてしまったりする症状があらわれます。
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優位脳半球と失語症
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
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大脳は左右がほぼ対称性になっていて、外見は全く変わりませんが、その働きはだいぶ違うところがあります。
右利きの人の大部分(95%以上)は左脳半球が、左利きでも多くの人で左脳半球が優位脳半球です。
この優位脳半球には通常、言語のセンターがあります。
優位脳半球は、多くは左側ですの言語センターに障害が起こると、失語症という症状が起こります。
失語症には、意識が正常なのに、思ったことがうまく話せなくなる運動性失語と、相手の話した言葉やその意味が理解できなくなる感覚性失語があります。
どちらか一方が症状として出ることもありますが、両方の場合もあり、これを全失語あるいは混合性失語と呼んでいます。
相手の言っていることもわからず、自分の意志も言葉として伝えられないのですから、困った状態です。
ほかに物の名前だけが出てこない名詞失語という状態が起こることもあります。
失語によく似た状態に、失読、失書がありますが、これも優位脳半球の障害のときに起きます。
失書はないが失読だけという場合もありますが、その場合は
「自分の名前を書いてください」
と命じるとスラスラ書けても、
「それを読んでください」
と命じると、たった今、自分で書いた自分の名前でさえ読めないという、奇妙な状態があらわれます。
左側の脳の障害では右手足のマヒが起こりますから、失語は右側のマヒのときによく見られます。
左側にマヒがある患者さんでは、患者さんが左利きでない限りまず失語は起こりません。-----
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中大脳動脈が詰まることで起こる症状
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
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片マヒ、感覚障害、失語症などがあらわれる
いちば頻度が多いのはこの中大脳動脈閉塞です。
内頚動脈が脳の中に入ってから出すいちばん大きな枝(血管)が中大脳動脈です。
内包というところは反対側手足にいく運動神経や、反対側手足からくる感覚神経、
つまり手足の運動と感覚の両方をつかさどっている線経が集まって束になっている大事なところですが、ここにいちばん脳梗塞が起きやすいのです。
中大脳動脈は、この内包ばかりでなく、脳表面を中心に大脳の前のほうから、後ろ2/3くらいまでの広い範囲に血液を送っています。
中大脳動脈の始まりの部分が詰まってしまうと、いろいろな症状があらわれます。
意識のレベルも低下し、反対側の手足の運動マヒ(片マヒ)反対側の半身の感覚障害のほか、同名半盲といって左右の目が右半分なら右半分、左半分なら左半分見えなくなる症状が起こったり、利き手の反対側の脳(これを専門語では優位脳半球と呼びます。
たとえば右利きなら左脳のこと)の血管が詰まると、失語症といって思ったことを口に出して話せない、あるいは相手の言葉を理解できないといった症状や、
失読(字が読めなくなる)、失書(マヒがないのに字が書けなくなる)などの症状が起こったりします。
手足の運動マヒが起こったときは、手と足が同じくらい動かなくなる場合と、下肢にくらべて上肢のマヒが強く出るときがあります。
脳卒中後遺症の患者さんで、なんとか歩けるようになるまでは回復したが、手は全く動かないという人がいます。
中大脳動脈あるいはその枝の梗塞では、たとえ回復してもこのような症状が残ることが多いのです。
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内頚動脈が詰まることで起こる症状
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
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重いマヒや意識障害があらわれることもある
頚には太い頚動脈が左右2本走っています。
この頚動脈は頭蓋骨に入る前に脳内に血液を送る内頚動脈と、脳以外の場所(顔など)に血液を送る外頸動脈に分かれます。
脳はこの内頚動脈から必要な血液の大部分を送ってもらっていますから、この血管に血栓や塞栓が起こったら、脳の半分には血液がいかなくなる可能性があります。
しかし実際には、ほとんど症状があらわれないときと、非常に重い症状があらわれるときとがあるのです。
無症状のとき
片側の内頚動脈が詰まっても、ほとんど症状があらわれないことがあります。
その理由についてちょっと説明しましょう。
左右の内頚動脈には、実は頭蓋の中で連絡路(バイパス)があるのです。
この連絡路は、人によって太い場合と細い場合がありますが、いずれにしてもこの連絡路が働きさえすれば、
たとえば左の内賢動脈が内頚動脈から血液が回って送られてくることができるのです。
フランス人の医師の話ですが、彼は昔、フランスで死刑になった囚人の頚の血管をくわしく調べたことがあるそうです。
その結果、症状は何もないのに、片側の頚動脈が詰まっていた人が何名かいたそうです。
バイパスがうまく働いていたので、全く症状もあらわれずに元気に悪いことをしていたのでしょう。
おそらく内頚動脈が非常にゆっくり、だんだん詰まっていった場合で、左右の動脈の連絡もうまく働いていると、症状が出ないこともあるわけです。
片マヒ、感覚障害などがあらわれるとき
急激に内寮動脈が閉塞したり、バイパスがうまく働かなかったときには、昏睡、反対側の手足の片マヒや、さわられても感じない感覚障害、言語障害、妄想や気分・感情の異常、記憶の異常などの精神症状、あるいはこれらが重なった重篤な症状があらわれます。
また、内頚動脈が脳の中に入って、まず最初に分かれるのは目にいく動脈なので、
片側の内頚動脈が詰まると、詰まった側の目の視力が急激に低下したり、完全に見えなくなることもあります。
しかしこの場合の症状は一時的なもので、多くはまた見えるようになります。
カテゴリー:脳卒中の症状
その他の脳血管障害
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
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脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作のほかにどのような血管障害があるかを、ごく簡単に説明しておきましょう。
その他の脳卒中には完全な血管の閉塞がないのに、脳の広い範囲に血流が来なくなって一時的にいろいろ症状が起こる脳血管不全、
血圧の上昇とともに脳血流が急にふえて一部の血管が破れて小出血が起こったり、血管から水分が多少脳の中に洩れ出たりして脳浮腫が起こったりする高血圧性脳症、
若い人や子どもにも起こるウイリス動脈輪閉塞症、
比較的大きい動脈に炎症が起こり、側頭部にはげしい頭痛が起こる側頭動脈炎、
その他があります。
カテゴリー:脳卒中の症状
脳血栓症と脳塞栓症
くも膜下出血は、脳内出血の中で唯一増加傾向にあり、その原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。
冷静で経験豊富そして熱いハートの持ち主である、堤一生先生の治療・予防手術を紹介します。
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脳梗塞と脳軟化は同じ病気であり、その中に脳血栓症と脳塞栓症があります。
脳梗塞という病気は、脳の血管が非常に細くなったり、何かが詰まってしまってそこから先には血液が行かなくなり、脳がダメになっていろいろな障害が起こる病気です。
その血管が詰まってしまう原因に血栓と塞栓があるのです。
高齢になったり、あるいは他の原因で脳の血管の動脈硬化が進み、血管の内腔がだんだん細くなり、ほとんど詰まるか、あるいは完全に詰まってしまう状態が脳血栓症です。
心臓に弁膜症があったり、不整脈がひどかったりして心臓の中に血のかたまり(血塊)ができたり、
あるいは心臓から脳に行く途中の血管に血栓ができたりして、それらがはがれて血流によって脳に運ばれ、脳の細い血管に詰まった状態が脳塞栓症です。
ごくまれに、脳に何か腫瘍のようなものができて、それが血管を外から圧迫して血流を悪くしたり、
血管内に炎症が起こって血管がふさがってしまったり、
くも膜下出血の後遺症で血管が急に縮んでしまったり(血管攣縮といいます)しても、
また血圧が急に下がっても脳梗塞が起きますが、
脳梗塞の原因の大部分は血栓か塞栓と考えてよいでしょう。
カテゴリー:脳卒中の症状
脳卒中の種類
くも膜下出血は、脳内出血の中で唯一増加傾向にあり、その原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。
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脳卒中(脳血管障害)にはどんな病気があるのか。
代表的なものは脳出血、くも膜下出血、脳梗塞(脳血栓症、脳塞栓症)、一過性脳虚血発作です。
脳卒中のトップは脳梗塞
日本の脳卒中といえば、以前は脳の中に出血を起こす脳出血が代表的なものでした。
しかしそれは昔のことで、食生活や住居の改善、冷暖房設備の改善など、生活環境のよくなった現在では、
脳の血管が詰まったために起こる脳梗塞が数のうえでは脳卒中のトップを占めるようになりました。
脳梗塞はどのようにして起こるのかを少しくわしく説明しましょう。
脳へは4本の太い血管(内頚動脈と椎骨動脈が2本ずつ)が心臓からの血液を送っていて、この4本の動脈は頭蓋骨に入ると、ウイリス動脈輪という輪を作って全部が連絡をしています。
これは先天的に備わったバイパス(連絡路)で、脳が血液不足にならないようになっているのです。
この輪から先の血管が脳のすみずみに血液を送っているわけですが、
この脳の血管が、動脈硬化などで極端に細くなったり、あるいは詰まってしまって、そのうえバイパス形成がうまくできないと、その先の脳には血液がいかなくなってしまうことは理解できますね。
脳の血液循環が正常の10〜20%以下になると、血液が運んでくる酸素やブドウ糖が足りなくなり、脳は酸素不足、栄養不足となって脳に障害が起こります。
その結果、脳の組織が死んでしまった状態(壊死といいます)、これが脳梗塞と呼ばれるものです。
脳梗塞と脳軟化は同じ
よく
「脳梗塞と脳軟化は違うのですか?」
とか、
「何回も脳梗塞を起こしていると脳軟化になってしまいますか?」
という質問を受けます。
しかし、脳梗塞と脳軟化は全く同じものなのです。
昔は脳梗塞を脳硬塞と書きました。
硬い(硬塞)やわらと軟かい(軟化)と全く反対の言葉を使って同じ病気というのもおかしな話ですが、脳梗塞で亡くなった患者さんの梗塞を起こした脳の部分にさわると、とてもやわらかくなっているそうです。
それで梗塞のことを別名軟化とも呼んだのです。
梗塞と軟化は同じ。そして脳梗塞が1回起こっただけでも脳軟化と呼んでもいいのです。
カテゴリー:脳卒中の症状
脳卒中という病気
くも膜下出血は、脳内出血の中で唯一増加傾向にあり、その原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。
冷静で経験豊富そして熱いハートの持ち主である、堤一生先生の治療・予防手術を紹介します。
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前日まで元気にしていた人が、突然倒れて救急車で病院に運んだが結局、不帰の人となった。
幸いに命はとり止めたが植物人間になって何もわからない、
手足のマヒや言語障害が残って職場復帰がむずかしいなどなど。
脳卒中で倒れたあと亡くなったり、その後遺症で悩んでいる人の話を身近に一つや二つ聞かない人はないでしょう。
また、リハビリの効果が遅々として進まず、職したり、短気で怒りっぽくなったり、自己中心になる、今まで陽気だった人が軽い脳卒中になったあと、すっかり落ち込んだり、
また性格ががらりと変わってしまう場合もあります。
病気がさせるのだからとがまんしていた家族の人たちも、長引くとついには大声を上げてしまったり、口論になったり、
病人よりも看護人のほうがノイローゼ状態になることもあるでしょう。
精神的な問題ばかりではありません。
経済的にも、配偶者や子どもがかわって一家を支えなくてはならない状態になることさえあります。
このように、家族の一人が脳卒中で倒れるということは、家庭内に大異変が起こることなのです。
家庭崩壊さえ起こりかねないほどの病気なのです。
その深刻さにおいては、がんにまさるとも劣らずといってよいでしょう。
「卒中」、私たちがずいぶん耳にしたり、新聞や雑誌などで目につくこの言葉は、日本でも実は今から1000年以上も前に、『素問道篇本病論』という本の中にすでに使われていました。
当時の人々が脳卒中がどんな病気かをくわしく知っていたはずはないのですが、大体の様子がわかっていたのでしょう。
卒中の「卒」は「突然」、「急に」という意味ですし、
「中」は中毒という言葉が毒にあたるという意味であるように「あたる」、「ぶつかる」という意味があります。
つまり、突然何かにあたったように倒れるということが卒中なのです。
脳年中のことを、脳の病気で何か悪い風にでもあたったように突然倒れる状態であると、1000年も前の人々が知っていたことになります。
脳牛中に相当する英語やドイツ語は、アポプレキシーという言葉です。
これは打ち倒されるというような意味のギリシア語に由来していますから、日本語の卒中の意味に似ています。
死亡率は低下したが、有病率は減らない
脳卒中は1980年までは日本の死亡原因第1位でした。それ以後少しずつ減って、現在はがんに次いで、心臓病と2位・3位をせっている状態です。
しかし死亡率は減りましたが、
病気にかかる人、つまり有病率はあまり変わっていないのです。
外来患者さんの数はむしろ増加しています。
治療の進歩その他で、脳卒中になっても死ぬ人は減ったのですが、高齢者がふえたために脳卒中にかかる人はあまり減らず、死ぬことはないが寝たきりになる老人がふえる傾向にあるのです。
脳卒中は脳の血管の病気、心臓病も多くが血管の病気です。
ともに動脈硬化や高血圧が主な原因で、この二つは親類関係にあるとも云えます。
そしてこの二つの血管病を合わせると、当然ながら死亡率はがんよりはるかに大きくなるのです。
脳卒中といってもいろいろの種類があり、日本では以前は、脳の血管が破れて脳内に出血する脳出血がいちばん多かったのです。
しかし最近は、脳の血管が詰まって起こる脳梗塞が多くなりました。
これは脳出血の最大の原因である高血圧の治療の進歩、食事や生活の改善あるいは改悪などのあらわれだと思います。
昔から、脳卒中は冬と夏に多い病気といわれてきました。
冬は、寒冷のために血圧が上昇することが主な原因と思われます。
また夏は脱水状態になりやすいので、血液の流れが悪くなって血管が詰まってしまう脳梗塞が起きやすいのだといわれていました。
しかし最近は、この脳卒中と季節の関係が多少不明瞭になってきて、脳卒中は一年中ほとんど同じように起こるようになりました。
おそらく住居の改善や、冷暖房設備がよくなったことが冬の脳卒中が減った原因なのでしょう。
血管が破れる場合と詰まる場合がある
「脳卒中」、正確には「脳血管障害」とは、脳の血管に何らかの異常が起こって、て出血したり、あるいは詰まってそこから先に血液がいかなくなる状態です。
そのために脳が直接こわされたり、圧迫されたり、血液の流れが障害され、脳は酸素不足になって脳細胞が死んでしまい、それらの結果、手足が動かなくなったり、意識がなくなったりするのです。
症状はおかされた部位によっていろいろ
人間の脳は内頚動脈と椎骨動脈の左右2対(4本)の血管によって心臓から血液をもらっています。
頭蓋骨の中に入ると、これらの血管はさらにこまかく枝分かれして、脳内にくまなく血液を供給するシステムができています。
脳はこれらの血液から酸素や栄養分の供給を受けて働いているわけですが、それぞれの部位によって手足の運動とか、感覚、物を見る、記憶する、話すなど、
いろいろの働きを分担しています。
ですから脳卒中が起こった脳の場所によって、あらわれる症状が違います。
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