くも膜下出血
くも膜下出血は、脳内出血の中で唯一増加傾向にあり、その原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。
冷静で経験豊富そして熱いハートの持ち主である、堤一生先生の治療・予防手術を紹介します。
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若い人にも起こる
脳はその外側を軟膜、くも膜、硬膜の3枚の膜でおおわれています。
もう少しくわしく説明しますと、毛髪の生えている頭皮の下には筋肉があり、その下に頭蓋骨があり、その下が硬膜、次にくも膜、軟膜、そして脳があります。
くも膜の下、つまりくも膜と軟膜の間を通っている脳の血管が破れて出血したのがくも膜下出血です。
脳卒中の約10%がくも膜下出血で、30〜40代の、比較的若い人にも起こるのが特徴です。
● 原因は動脈癌の破裂
くも膜下出血が起こる原因にはいろいろありますが、なんといってもいちばん多い原因は、脳にできた動脈のこぶ(動脈癌)が破裂した場合です。
特に40歳以上の人のくも膜下出血は、まず動脈痛が破れたと考えてよいでしょう。
● 主な症状は突然に起こるはげしい頭痛
今まで経験したことがないようなはげしい頭痛が突然起こり、意識障害はあっても重症例以外は一時的で元に戻ることが多いのがくも膜下出血の特徴です。
すぐ病院に、そして検査を
この病気の可能性が考えられたら、直ちに病院へ行くことです。
医師は発症時の状態や、項部強直(患者さんの首を医師が軽く前に曲げたときに抵抗がある状態)の有無を調べ、それがあればくも膜下出血の可能性があるので、すぐCTスキャンか脳血管撮影を行います。
出血がまだ頭蓋内に多量に残っていれば、CTでそれがわかりますし、
脳血管撮影という頭蓋内の血管の状態を調べる検査では動脈癌の存在や、脳動静脈奇形がわかることがあります。
血管撮影をして、もし動脈癌があってそれが破れたと考えられるときは、すぐ外科医と相談して手術をするかどうかを決めねばなりません。
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