X線CT検査
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人体、とくに頭の中にある脳の様子を外から知ることは不可能でした。
脳ドックが可能になったのは、すでに述べたように、�]線CT検査とMR検査が登場したからです。
�]線は、骨のように硬いものでは反射され、組織の硬さ、軟らかさによって透過率が違います。
普通の�]線はその差を濃淡で表したものです。
ところが、�]線CT検査は、からだの周囲から断面方向に細い�]線ビームを出し、反対側で、通過してきた�]線量を測ります。
一方で、からだの断面を何十万もの点に分けます。
各方向からの通過量をコンピューターで計算すると、その点ごとの濃淡が出てくる、というわけです。
この点を画像にすると、輪切りにした断面図ができます。
かつては比類なき装置だった�]線CTもMR検査に追いつかれ、追い抜かれました。
しかし、石灰化した病変などのように�]線CTの方がよく見えるものもあります。
また、らせん状に体の周囲を連続測定する�]線ヘリカルCT(ヘリカル・スキャン、らせんCTともいう)検査は測定時間を短縮し、頚動脈などの血管撮影もできるなど、MR検査に再び迫るものと注目されています。
脳診断用の�]線CTを1972年に開発したのは、英国EMI社のG・ハウンスフィールド博士で、1979年度のノーベル医学生理学賞を受けています。
その原理を早くに気づいたとしてA・コーマック米国タフツ大学教授が同時受賞しましたが、ハウンスフィールド博士はそれとは独立に開発したということです。
また、日本の高橋信次博士(元・愛知県がんセンター総長)も独自にその原理に到達していました。
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