MRI(核磁気共鳴画像)
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最近、目ざましく普及しつつあるのがこのMRIです。
この方法は、昔から理学、工学、生物学など幅広い分野で応用されている物理現象を利用したものです。
核磁気共鳴という言葉からは、核という言葉が入っているために、何か放射線に関係したものを連想しますが、それとは何の関係もありません。
頭文字をとって、MRI(Magnetic Resonanceの略)と呼ばれています。
この検査は特に脳梗塞の診断に有益です。
CTに映らないような小さな梗塞や、CTで映りにくい場所の梗塞を見つけるには、現在最もすぐれた方法といえるでしょう。
また最近は拡散強調画像という義影法で、今までCTや通常のMRIなどで病変がはっきりしないような発症数時間以内の脳梗塞でも、その病変の広がりをはっきり写し出すことができるようになりました。
検査の方法は、患者さんに機械の中に入ってもらいます。
これは大きな磁石のようなものと考えてもよいでしょう。
これを使って、生体の中にたくさんある水素の原子核の密度やその動き、放出されるエネルギーや、周囲との化学結合の違いなどをチェックして、画像に作りかえているのです。
この方法の欠点は、検査に少し時間がかかることと、その間、患者さんはじっと動かないようにしなければならないことと、大きな音が検査中にする点です。
しかしこれらの欠点は改良されつつあります。
この機械の欠点は、普及されつつある現在でも非常に高価なことと、先に述べたように検査にCTよりは時間がかかること、騒音がひどいことなどです。
また閉所恐怖症の人はこの機械が苦手のようです。
他に磁石の原理を使うので、今までに手術などを受けて、体内に金属類が入っている人(たとえば心臓ペースメーカーが入っている、骨折の治療で骨に金属類が入っているなど)などは検査ができません。
危険ですから、そのような場合には患者さんや家族のかたから申し出てください。
最近は、造影剤を使う血管撮影にかわってMRアンギオグラフィー(MRAといいます)が頻回に行われるようになりました。
この方法により、患者さんに負担を与えないで脳動脈癌や太めの血管がつまったり、細くなっているのまでわかるようになってきたのです。
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