脳腫瘍は年間二万人
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
レビューを見る
脳腫瘍は脳卒中には及ばないが、それでも年間二万人の患者さんがあります。
脳腫瘍には悪性腫瘍(がん)と良性腫瘍があり、ほぼ半々の割合です。
良性腫瘍は手術などでほとんど治ります。
悪性の場合は手術と放射線治療が中心ですが、早期発見ほど手術で摘出する範囲が小さくなりますから、助かる確率は高まり、後遺症も少なくできます。
脳ドックで検査すれば、何の症状もない早期に診断がつきます。
脳腫瘍の症状は、頭痛や吐き気、視力低下や物が二重に見える、視野が狭くなる、言葉がおかしい、手足のまひ、てんかん症状などです。
脳腫瘍の三五%を占めるのが、悪性の神経膠腫(グリオーマ)です。
脳の細胞には、神経細胞と、それを支持しているグリア細胞があります。
神経膠腫はこのグリア細胞のがんで、大半は大脳にできます。
神経膠睦にもさらに種類があり、一番多いのは、星の形をした星細胞腫(アストロサイトーマ)です。
脳の中に根を張るために手術だけでは取り切れないことが多いのです。
続いて多いのは、次のような良性腫瘍です。
下垂体腫瘍は目の奥、脳の下にぶらさがっている大豆大のホルモン器官・脳下垂体にできる腫瘍です。
二〇%ぐらいです。
近くの視神経を圧迫して、視野を狭めます。
下垂体腫瘍により、様々なホルモン異常が起きます。
成長ホルモン過剰による巨人症や末端肥大症、高プロラクチン血症による無月経や不妊症、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)過剰によるクッシング症候群などです。
クッシング症候群は顔や体に異常な脂肪沈着があり、無気力や筋力低下など特異な症状を起こす病気です。
髄膜腫は下垂体腫瘍よりやや少なく、二五%ぐらいを占めます。
脳を包んでいる主としてくも膜、一部は硬膜から出る腫瘍です。
髄膜はくも膜と硬膜の総称で、子供の病気としてよく聞かれる、細菌やウイルスによる髄膜炎というのは、実際はくも膜の下の炎症のことです。
神経鞠腫は神経を包んでいるサヤから出る腫瘍です。
脳腫瘍の十%ほどです。
多くの神経に出ますが、大半を占めるのが聴神経腫瘍です。
聴神経腫瘍を100とすると、三叉神経腫瘍20、迷走神経腫瘍10の率です。
脳腫瘍の主なサイン
(1)慢性の頭痛や頭か重い。(2)日の奥の痛み。(3)吐き気、めまい、耳鳴り。(4)てんかん発作。(5)目か見えにくくなる。(6)視力低下。(7)視野か狭まる。(8)物が二重に見える。(9)片耳が聞こえない。(10)歩くとふらつく。(11)手足のまひ、筋力低下。(12)もの忘れしやすい。(13)ぼけてくる。(14)記憶力低下。(15)小人症、巨人症。(16)月経異常、不妊症。(17)インポテンス。(18)肥満。(19)尿か多量に出る。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:脳卒中の予防・治療
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/6388

