二次予防と一次予防
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
レビューを見る
がんではよく「一次予防」「二次予防」といわれます。
検診で早期発見し、死を予防するのが「二次予防」です。
これに対し、禁煙とか食事に気をつけるなど、がんそのものが体内にできないようにする本当の予防が「一次予防」というわけです。
最近は、二次予防にも限界が見え始め、一次予防の重要性が浸透してきています。
その意味では、脳ドックも二次予防でしかありません。
しかし、がんと比較すると、脳の病気の方が、二次予防の重要度はずっと高いのです。
生活習慣によって起こる率が高いがんに対し、脳動静脈奇形、脳腫瘍などは生まれつきの要素がかなりありますから。
脳動脈りゅうは血圧にも関係しますが、だれにもできるということもありません。
仮に後天的な要素があるにせよ、現在の医学知識ではそれをはっきりと示すことができません。
また、脳ドックは何回も述べたように、がん検診よりは高い発見率です。
しかも、がんのように何回も検診しなくても、一度異常のないことを確かめるだけでかなり的確に判断できる要素も大きいのです。
しかし、異常がある脳を完壁に元に戻すことは困難です。
医療制度は万全ではなく、救急医療の質も問題があります。
専門医や専門看護婦などの医療スタッフも不足しており、リハビリテーション体制も不十分です。
たとえ、これらが整ったとしても、手遅れや判断ミスもゼロにはできません。
そういう意味では一次予防は非常に重要です。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:脳卒中の予防・治療
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/6378

