循環器病、日米を比較してみると
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
レビューを見る
心臓病の国・米国と比べると、日本は依然として脳卒中の国です。
近年の研究では、日米の差は食事の内容による差と考えられます。
日本は平均して食塩の取りすぎで、たんばく質が少ないのです。
また、脂肪も米国よりは少なくなっています。
逆に米国は、高たんぱく、高動物脂肪の肉食中心です。
同じ高血圧が背景にあっても、たんぱく質や脂肪の取り方の差で、主たる影響臓器が脳と心臓に分かれるようです。
たんぱく質や脂肪が少ないと血管が栄養不足気味で、高血圧が直接、細い脳の血管を傷めて、脳こうそくや脳出血を招きます。
しかし、たんぱく質が多いと、食塩の害が少なくなり、血圧が下がります。
また、大豆たんぱくなど、たんばく質によっては脳卒中そのものを減らす効果があります。
また、脂肪にも血圧を下げる効果があるようです。
しかし、脂肪、とくにコレステロールが多いと血管に沈着して動脈硬化が進み、心臓の血管はつまりやすくなっていきます。
脳卒中とコレステロール
高コレステロールは脳卒中への影響は大きくありません。
むしろ、日本人にかつて非常に多かった細い脳血管が破れる脳出血、細い血管に血栓がつまるタイプの脳こうそくは、逆にコレステロールが低いことが原因の一つと考えられています。
コレステロールは細胞膜などの成分としても必要です。
コレステロールには、善玉(HDLコレステロール)と悪玉(LDLコレステロール)があると、最近よくいわれるようになりました。
両方の和が血清総コレステロール値ですから、同じ数字でも内容は違うことがあります。
ただし、悪いコレステロールが多くなりますと、太い脳血管に沈着し、動脈硬化を起こします。
したがって、心筋こうそく、欧米人に多いタイプの太い脳血管のこうそくの原因になります。
総コレステロール値が250、300といった数字にならないように日頃から注意しなければなりません。
悪いコレステロールは肉や卵、バターなどを多く取ると増えます。
一方、植物脂肪や魚類を食べると善いコレステロールが増えて、悪いコレステロールを減らします。
野菜や海草に豊富な食物繊維類も同様です。
コレステロール
脂肪の一種でホルモンなどの原料になる。肝臓でも作られる。血液中ではたんぱく質とくっついてリボたんぱくの形を取るが、小粒で比重の大きいリボたんぱく(善玉)がHDL、大粒の低比重リボたんぱく(悪玉)がLDL。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:脳卒中の予防・治療
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/6382

