慢性期に入ってからの薬物療法
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
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発作後約1ヶ月までを急性期と考えてよいでしょう。
脳梗塞ではあまり血圧を下げない、ときに血栓や寒栓をとかす治療法(血栓溶解薬)が行われる襲口があるなどが、脳出血の急性期治療との違いでしたが、
発作後1ヶ月もたつと、出血と梗塞では治療法がまた違ってきます。
従来特に日本では、急性期でも慢性期でも脳の血液循環をよくするために、脳の血管を広げたり(脳血管拡張薬)、血液が流れやすいように血液の性状をかえたり、脳のブドウ糖や酸素の代謝を促進する薬(脳代謝改善薬)が使われてきました。
最近これらの薬剤、特に脳の血管を広げる薬剤は同時に血圧を下げてしまったり、脳のあまり関係のない部分の血流ばかりがふえて実益がないということで、
急性期で特に重篤例ではあまり使われません。
また、慢性期に従来使われてきたこれらの薬剤の中には、あまり明白な効果がない薬もあることもわかってきて、一部の薬剤は販売が中止となりました。
しかし今残っている薬は、自覚的な症状や精神症状をよくしたり、日常の生活範囲を広げるのに役立つことが客観的にも証明されたものが多く、
特に脳卒中の不安感、あせり、またはうつ的な症状などの情緒障害に対しては、効果があるようです。
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