一過性脳出血発作(TIA)の治療
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
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TIAの原因には、血圧の急激な変動や血管の圧迫などもありますが、この場合はその原因を除くことが予防につながります。
しかしTIAの多くの原因は、脳の小さな塞栓(微小塞栓)あるいは血栓(微小血栓)であるとされています。
その場合、血小板が凝集してかたまりになり、それが血栓になったり、はがれて塞栓のもとになることが多いので、
血小板を凝集しにくくする薬(血小板凝集阻止薬あるいは抑制薬)がTIA再発作の予防に使われて効果をあげています。
その代表的なものは、かぜ薬や痛み止めに使われるアスピリンで、他にチクロピジンなどという薬も使われています。
これらの薬は、TIAの再発予防に確実な効果があることが認められています。
また、おそらく脳梗塞の再発予防にも効果があるだろうといわれています。
しかし、これらの薬を健康な人がずっと飲みつづければ絶対に脳梗塞にならないかというと、必ずしもそうとはまだいえない段階で、
脳梗塞や心筋梗塞の予防にこれらの薬がどのくらい効果があるかどうかを、アメリカやイギリスあるいは日本で目下研究中というのが現状です。
血小板凝集阻止薬が全く効かず、薬をいろいろ飲んでもTIAが頻発する場合は、微小塞栓や血栓以外の原因も考えなければなりません。
血管の著しい狭窄があるかたに、多少の血圧の変動が加わると、その狭窄から先の部分に血液が行かなくなって、TIAが発症することがあります。
このようなときには、脳外科的手術を行うこともありますが、その決定は専門家とよく相談してからにしてください。
高血圧を治療し、その他いわゆる脳卒中のリスクファクターがあれば、その治療をすることももちろん必要です。
喫煙や飲酒、特にタバコは発生誘因の一つといわれています。
タバコには血管を収縮させる力があるからともいわれています。
また、血小板凝集阻止薬や、心房細動からの塞栓予防に使われる抗凝固薬を飲んでいる間は、必ず定期的に、血圧や血液の固まりぐあいのチェックを受けてください。
大きな脳梗塞は予防できたとしても、逆に脳出血などが起こってしまってはなんにもなりません。
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