再発予防と後遺症
脳腫瘍は、年間1万人以上に発症し、自覚症状もさまざまで、単なる頭痛だと放っておけば死に至ります。
新たな治療を切り拓く清水庸夫先生と、世界が注目する最先端の「サイバーナイフ治療」を紹介します。
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脳梗塞は再発を繰り返すと、症状が重篤になったり、痴呆が出てきたりします。
薬物療法としては、再発予防のためにアスピリン、チクロピジンなどという、血小板が固まりにくくなる薬(血小板凝集阻止薬)を飲むことが多くなりました。
ただしこのときも、血圧の十分なコントロールが必要です。
脳梗塞が予防できても、脳出血が起こってしまってはなんにもならないからです。
後遺症については、発症後1ヶ月以上も完全なマヒや昏睡その他の症状がつづいていれば、それらは程度の差はあれ後遺症として残ると覚悟したほうがいいようです。
ただし言語障害、特に失語症は、ときには6ヶ月くらい過ぎていても回復することがありますから、根気よく治療をつづけてください。
またマヒが多少よくなっても、リハビリテーション、散歩や運動をやめると、また悪くなる人もいますので、運動はつづけてください。
状態が許せば元の仕事に戻るなり、家庭での仕事に戻ってほしいと思いますし、何よりも生きがいを見つけることが必要です。
情緒障害も脳梗塞の後遺症の一つ
脳卒中、特に脳梗塞の後遺症というと、片マヒや感覚障害、失語症や痴呆などが注目されていました。
しかし、
自分から進んで何かやろうとしない、
新聞や本も読まなくなった、
テレビのチャンネルを自分で変えない、
着替えもしないし、身だしなみにもむとんちゃくになった
等の自発性の低下が見られることも少なくありません。
また、会話が少なくなった、気分が暗くなり、いつも憂鬱で笑顔を見せない(抑うつ気分)、不安・焦燥感、ささいなことに大笑いしたり、
泣いてしまう、夜間に徘徊する、不穏・興奮状態などの精神症状(情緒障害)が、1/2から2/3のかたに見られます。
これは脳卒中になってしまったという心因で起こることもありますが、脳全体の血液循環の障害や特定の部位の脳の病変でも起こります。
最近、このような精神障害(情緒障害)に効果のある新しい薬が開発されています。
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